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ハロウィン仮装

 

ハロウィン仮装について

 

 

概要

 ハロウィンの経済効果は1100億円といわれ、その経済効果はバレンタインを抜いた。現在ハロウィンを知っている人は実に98パーセントで、ハロウィンがどのようなイベントか知っているという人は61パーセントにものぼり、ハロウィンの認知度は高い。そしてなにより、ハロウィンに仮装をする人が急増したように思える。当日ともなると、渋谷や六本木は仮装をした人たちで埋め尽くされる。日本でもハロウィンは一大イベントになりつつある。

 

歴史

 2000年頃までハロウィンは日本人にとってメジャーなイベントではなかった。認知度が高まったのは、東京ディズニーランドがディズニーハロウィンを開催した1997年のことである。しかし、その頃に仮装をするなどのアクションを起こす人は少なく、ハロウィンに仮装をする人が急激に増え始めたのはここ数年だ。原宿や川崎で行われる仮装パレードやクラブなどで行われるイベントが増えたことがその要因といえる。

 

心理

 本来のハロウィンは魔女や幽霊、悪魔など、ファンタジーの世界に分類されるものに仮装するのが一般的であるのに対し、日本ではアニメのキャラクターや食べ物など多様であり、仮装というよりはコスプレである。ちなみに、2014年のハロウィンで1番多かったコスプレはセーラームーンであり、元来のハロウィンとは無関係である。日本人はハロウィンに便乗して自分が好きなもの、憧れているもののコスプレをして単純に楽しむ傾向にあるようだ。

 

まとめ

 日本におけるハロウィンは日本人が独自に発展させたものであり、本来のハロウィンのあり方とは程遠いということである。ハロウィンの本来の意味である秋の収穫を祝うだとか、悪霊を追い払うというような意識は日本人にはないように思える。ハロウィンにコスプレをすることによって非日常を楽しむことこそが日本におけるハロウィンの意味なのではないだろうか。

 

SFとのつながり

 ハロウィンの日、渋谷や六本木はいつもとは全く違う雰囲気が多々よっている。仮装した人々でごった返しているところに自分自身も仮装をして入り込むことで、異世界にいるような感覚に陥るのではないだろうか。コスプレをすることで、自分をアニメの主人公になりきったりすることはRPGをプレイする感覚に通じるものがあると思う。コスプレをすることで自らがSF的な世界を創り出していることが考えられる。

 筆:3年11組 韓 ももこ

 

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